ぱんださんの愚痴と感情はけ口日記です。波がある性格の元SEです。アロマ好き。
歴史好きですが歴女とか言われるのはしっくり来ない10年選手です。
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佐々木の描く人物の豊かさは結構好きです。
「くろふね」の主人公は中島三郎助なのですが、個人的なイメージとしては
主観が榎本や荒井やその世代で幕末を見ている人間なので
どちらかというと、年上のおじさん的な印象があったのですが、それはこの小説では見事に崩れました
中島の青年期を結構細かく描写しており、年若く情熱的かつ幕府役人という立場の歯がゆさのジレンマがとてもうまく、表現豊かに書かれていて永年時代の中島がまた格好良い。
佐々木の描く小説では榎本・中島を主題にしている所為もあろうけれども、とかく勝海舟を悪く書かれているのが気になるといえば気になるかな。
でも、この表現で描かれた勝もやけに人間くさくて結構好きだったりします。
完璧な人間なんていないもんな。
でも
「榎本で主人公のNHKならやっぱ佐々木さんかな」
「いや、勝海舟がアレなかぎり無理だろうね」
ってのは少なくとも3人から聞いた(笑)
中島三郎助、幕府の開国鎖国の決断の経緯、日本の海軍黎明期にご興味がある方はぜひ。
あと、勝海舟がボロクソかかれても平気な方でお願いします(←笑
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